2009年8月21日金曜日

回想 大韓民国 テーハミングク

一面の菜の花畑

2009年3月末~4月初、韓国に行って参りました。
一番の目的は、この菜の花畑。

韓流ブームから遅れる事、4、5年でしょうか、知り合いに借りたユン・ソクホ監督の「春のワルツ」を見てはまってしまいました。「春のワルツ」はかの有名な「冬のソナタ」に続く、四季シリーズのひとつ。

そのロケ地となった、チョンサントウ(青山島)がなんといっても美しく、映像だけではなく生で見たいと思ったのです。ドラマではこの菜の花畑で、子供の頃の主人公達がかくれんぼをしたりして思い出を作るのですが、それがまた綺麗で心奪われる風景なのです。

春、菜の花の季節でないとこの一面黄色の景色は見られないのですが、運よく一時帰国の時期と菜の花満開の時期が重なり、このチャンスを逃すまいと、迷わず旅行先は韓国に決まりました。

青山島は観光地化している訳ではないので、それ以外に見るものといったら、他にロケ地となった場所や素朴な街並み、穏やかな海、以外に特にないのですが、観光客だらけのリゾートよりは、ほっとする場面も多く心温まる旅が出来たように思います。


青と赤の屋根が連なっている街並み
一部はドラマのために屋根を塗りなおしたとか




青山島で泊まったオンドル
一泊15000Wくらいだったでしょうか。

昔、トルコやヨーロッパ、中国の安宿を旅したことを思い出しました。

ハラボジ(おじいちゃん)とハルモニ(おばあちゃん)が、旅館の一室を自分達の部屋にして切り盛りしている旅館で、私たち以外にお客さんの気配はありませんでした。

旅館を訪れたのは日が暮れてからだったので、ハラボジ・ハルモニはもう寝る態勢でTVを見ながらくつろいでいるところでした。そんな姿も隠さず見えてしまう、愛嬌溢れるところに惹かれました。

付け焼刃の韓国語で
「オヌルバン(今晩)、ピンパン(一部屋)、イッソヨ(ありますか)」と聞いたら
ハラボジは「ネー、オンドル」・・・

発音悪く、オヌルバンがオンドルに聞こえてしまったようですが、オンドルに泊まりたかったので、会話の目的は達成・・・!

素朴な部屋に、お布団の入った箪笥と、化粧品などがおいてありました。
このほか、ハルモニが歯ブラシセットとタオルをくれました。

実は、この時期の青山島は、あんなに菜の花が咲き誇っているのに、とーっても寒いのです。最低気温は1度ー3度くらい。母から借りたダウンジャケットとホカロンが手放せませんでした。だからオンドルはとっても温かくて、お布団は薄めだったけど、ぬくぬくと過ごすことができました。日本のようにお布団の下にマットがなく、床がちょっと固かったですが。




4月1日の夜、Wカップ予選で韓国vs北朝鮮があるというので、観戦に。サッカー狂の夫が何倍ものお金を出して、韓国人のつてを頼って、日本で事前にチケットを手に入れていました。

図らずも、その前々日くらいに、フィギュアスケートの世界選手権が開催され、韓国の国民的アイドル、キム・ヨナが優勝。翌日帰国したキム・ヨナが、予選の観戦に招待されました。

映像不鮮明ですが、スクリーンに映っているのがキム・ヨナ。ハーフタイムで、応援の辞を述べていました。

結果は韓国の勝ち。北朝鮮の応援団はいませんでした。もっとヒートアップするかと思ったけど、応援席は韓国人だけで、比較的落ち着いていました。でも、韓国が点を決めたときは、会場が揺れました!韓国贔屓の私たちも、「テーハミングク!」とか「ピス、コーリア!」と一緒に応援しました。

ソウルでは世界遺産にも指定されているチャンドックン(昌徳宮)を見学。李朝時代の王宮です。15世紀始めに建造されるも、文禄の役や火災で焼失、何度か再建をされました。17世紀から3世紀の間政務が取られた場所です。

ここは、「チャングムの誓い」というドラマのロケ地となったらしく、それにはまったらしい日本人観光客が多く訪れていました。(因みに、私たちは、チャングムの誓いは見ていない)。敷地内では日本語がメジャーだったように思います。チャングムグッズも飛ぶように売れていました。
売り子の韓国人が日本語で「これ空港だったら2000円、ここだったら800円。お土産にみんないっぱい買ってくよー。」と繰り返し叫んでいたのが印象的でした。
土産物屋にいる現地人は、どこへ行っても、商売用語がうまい。しかもいろんな言語でそれを言える。きっときちんと教育を受けたわけではないけれど、生きるために身に着けた言語、そんな感じがしてたくましさを感じました。トルコでは「見るだけ、タダよ」、中国では「社長さん、これお勧め!」等等。誰に習ったんだろうと思うとおかしさがこみあげてきます。

もちろん、韓国は、日本語を話せる人が多いから、珍しくはないけれど、彼女達の日本語は、生きるための日本語、というふうに聞こえたのです。


最後は再び青山島の写真で締めくくりたいと思います。
これもドラマに出てきたロケ地ですが、子供の頃の主人公達が雨宿りをした場所です。
真ん中に見える屋根のついたベンチで雨宿りをしながら、横にある石を積み上げた小さな山に向かってお願い事をするのです。


この石の山に、さらに石を積んで願い事をすると叶うという設定でした。


ドラマのために積んだのか、もとからそういう伝統があったのか、分かりませんが、ドラマ終了後、2年たってもこの石の山は健在でした。

私たちもお願い事を・・・

そして、そのお願いは叶いつつあります

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